上越市防災士会 会長 横尾 彰平

昔から怖いものの例えとして“地震、雷、火事、親父”と言われてきましたが、その中でも“親父”の怖さは歳をとった今でも怖さが懐かしさとなって事ある毎に懐かしい思い出として語り草となっております。その他の自然災害の怖さは周知の如く、一瞬にして最愛の肉親の命を奪い、傷つけて生涯忘れることの出来ない不幸で悲惨な傷跡として私たちを悲しみに誘い苦しめます。そのような悲惨な自然災害を予知して被害を完全に防ぐ事は災害によっては不可能に近く、私たちは自らが常日頃から目に見えない自然災害に備えて少しでも犠牲を少なくする努力をしなければなりません。私達防災士は先ず自らの命を守ることを心がけなければなりません、何故なら私達は自らの命を助け、家族を助け、近隣の人々を助けるなどして公の救援を得るまでの時間に多くの人々を助けるという使命を帯びています。そして公の救援隊の到着と同時に救援隊と協力して救援活動に入ります。

予知不能と言ってよい自然災害の一つに地震がありますが、地震は家屋倒壊の他に土砂災害等にも通じる最も身近な自然災害としてこの度は地震災害についての備えに触れてみることにします。ついては事前に備えることとして私達にできることは、

  1. 家屋の倒壊を防ぐ為に家屋の耐震診断による補強
  2. 家具の倒壊を防ぐ対策
  3. 避難口の確保
  4. 避難時に持ち出す物の準備(貴重品、常備薬、非常食等)
  5. なるべく高いところに物を置かない
  6. 避難場所へのルート周知
  7. 避難先を張り紙等で知らせる
等々いろいろありますが、これは家族で相談して家族皆が周知していることが必要です。それでは地震がきたときは、
  1. 先ず自分の身の安全を
  2. 火の始末を
  3. 閉じこめられないように避難口へ
  4. 落下物に注意
  5. 外にも危険物があることを認識
  6. 崖崩れや津波に注意
  7. 情報を入手
  8. みんなで助け合う、
    等が基本的に注意することです。
日本は国土の7割が山地で断層が多く複雑な地質のため崩れやすい国土、また梅雨、台風等がもたらす豪雨は世界有数、世界の約2割の地震が分布、世界の約1割、108の活火山が分布している等災害の多い国であることを私達は十分認識しながら備える必要があります。


横尾 彰平さんは、災害の発生時に地域の中で避難活動等に貢献できる人材を養成することを目的に平成18年に設立され現在330余名が登録されている上越市防災士会の会長を務めておられます。また、洋画(市展で2年連続入賞)や合唱など、趣味の分野でも幅広く活躍されています。今回、当社の長年のお客様でもある横尾さんに、お忙しい中、防災のポイント等について御寄稿戴きました。